■シティの勝利は当然
後半になると互いに緩い守備の間を突きあう展開になったが、ミラー状態と同様、同じ土俵で戦えば個で上回るシティが勝つのは当然だった。
シティはきっちり勝ちを手に入れ、ダービーの敗戦による不安を断ち切ることに成功した。現在のシティに勝つためには、戦術で良さを消すだけでなく、最終ライン、特にサイドバックの位置で個で上回ることができる選手がいなければならない。窮屈だったこの試合で輝いたのが、ジンチェンコ、リヤド・マフレズ、フィル・フォーデンといったサイドの選手だったことがそれを証明している。
ダービーに敗れたものの、2位ユナイテッドとの勝ち点差は14。シティを個で上回ることができるサイドバックを抱えているチームは少なく、今後も大崩れすることはないだろう。残りは9試合、ここで連敗しなかったことで、優勝はほぼ決まりと言っていいだろう。
■試合結果
マンチェスター・シティ 5―2 サウサンプトン
■得点
15分 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
25分 ジェームズ・ウォード=プラウズ(サウサンプトン)
40分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)
45+3分 イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)
55分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)
56分 チェ・アダムス(サウサンプトン)
59分 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)