【プレミア分析】マンチェスター・シティ対サウサンプトン「見せつけたシティの個の力」5ゴール快勝の画像
違いを作り出したオレクサンドル・ジンチェンコ(マンチェスター・シティ) 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

【イングリッシュ・プレミアリーグ マンチェスター・シティvsサウサンプトン 2021年3月10日(日本時間27:00キックオフ)】

 マンチェスター・ダービーに敗れ連勝が21で止まったシティだったが、サウサンプトン相手に5ゴールを挙げて勝利した。サウサンプトンの南野拓実はベンチ入りしたものの、出番はなかった。

 ジョアン・カンセロをはじめとするレギュラーメンバーを大幅に入れ替えたシティはいつものように可変して攻めるのではなく、単純に基本の4-3-3の両サイドバックが上がるのをフェルナンジーニョとイルカイ・ギュンドアンがサポートする、というやり方をとっていた。攻撃時はケビン・デ・ブライネが最前線に加わり4-2-4、インサイドハーフと化すカンセロの代わりは今や誰にも務まらない、ということだろう。

 4-2-2-2で守るサウサンプトンは、ユナイテッドが手本を示したように中央を固めてサイドでボールを奪おうとした。サウサンプトンの予定通り、出足の良さとスライドの速さによってシティのビルドアップは上手くいかなかった。ユナイテッド戦と同じやられ方、ということだけでなく、この日のシティの4-2-4は、攻撃側のサイドバックが1つ前に進もうとすると結局4-4-2同士のミラーゲーム状態になっていた。

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