■3月10日/J1第3節 柏レイソル―名古屋グランパス(三協F柏)
名古屋と柏の試合は、激しい展開となった。前半のシュート数は、柏が1本、名古屋が4本。開始直後から中盤で競り合いが続き、相手の良さを潰すことでなかなかフィニッシュに持ち込むことができなかった。
スコアが動かないまま迎えた後半、名古屋がゴールを決める。中盤でボールを奪ったMF阿部浩之が、ダイレクトで右前方にパス。FWマテウスを走らせると、このブラジル人アタッカーは左足に持ち替えてゴール前にクロス。クロスに持ち込むまで、やや時間がかかったように見えたが、これが正解だった。
ゴール前に名古屋の選手が4人走りこんできており、柏の守備陣が相手選手を絞り切れない状況で、FW柿谷曜一朗の頭にクロスがピタリ。このヘディングシュートは一度は柏GKキム・スンギュに弾かれたものの、詰めていたMF稲垣祥が押し込んだのだ。