いよいよ、Jリーグが開幕する。totoも心機一転、2021年をスタートさせる。対象は、J1第1節の9試合と、J2第1節の4試合となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
新鮮な開幕戦の中でも、とりわけフレッシュなのが、J2から昇格を果たしたチームだ。徳島ヴォルティスは、7シーズンぶりにJ1の舞台で戦う。前回は1年でのJ2リターンを余儀なくされており、緊張の高まる初戦となるだろう。
だが、顔を合わせるのは「なじみ」のチームでもある。対戦するのは3シーズンぶりだが、大分トリニータとはJ2で何度も対戦しているのだ。対戦成績でも5勝3分け4敗と勝ち越している。しかも5連勝中と、苦手意識はない相手なのだ。大分も大きく顔ぶれを替えており、片野坂知宏監督のサッカーが広く浸透しているかは不透明だ。ここはご祝儀の意味も込め、徳島の勝利で勝負したい。
J1のもうひとつの昇格組、アビスパ福岡は開幕節の「トリ」となる日曜日に登場する。5年周期で昇格しては1年で降格という流れを繰り返しており、今年はそのジンクスに挑戦するシーズンとなる。
だが、J2降格後に初昇格した2006年は引き分けたものの、2011年、2016年と、昇格組として戦ったJ1開幕戦では勝てていない。しかも、ホームに迎える名古屋グランパスとの対戦成績は、5勝2分け15敗と分が悪い。ジンクス打破への奮闘を期待しつつも、ここは名古屋の勝利、あるいは昨季J2最少失点の守備に期待しての引き分けをマークだ。