■2月27日/J1第1節 浦和レッズ―FC東京(埼玉スタジアム)
開幕戦で新指揮官リカルド・ロドリゲス監督のもと、ピッチで躍動した浦和レッズ。結果こそ引き分けだったが、目標を優勝と公言するFC東京を相手に終始押し込み、ボール支配率でもパス成功数でも鮮やかに上回ってみせた。
その試合を体現したスターティングメンバーは、昨季からかなり変わった。そもそも、昨季の得点王であるFWレオナルド(11得点)と3位のマルティノス(4得点)を放出し、2位の興梠慎三(10得点)は負傷で欠場。浦和レッズが掲げる「3年計画」の2シーズン目は、前季の得点ランキング上位3名を欠いた状態でスタートしなければいけなくなったのだ。
試合中に柔軟性をもとめる攻撃サッカーを志向するロドリゲス監督が、浦和レッズでどのようなシステムとスターティングメンバーを用いるのかは、監督就任直後から注目されていた。毎年のように派手な補強を行う浦和としては珍しく“手堅い補強”を実施。誰がどのポジションで出るのかも含め、謎に包まれていた。