川崎フロンターレ、劇的初タイトル(2) 可能性を秘めた“新戦力の融合”の画像
富士ゼロックス・スーパーカップで今季初タイトルを獲得した川崎フロンターレ 撮影:中地拓也
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■2月20日/FUJI XEROX SUPER CUP 2021 川崎フロンターレガンバ大阪(埼玉)
 
 ボールを圧倒的に保持し、三笘薫が2ゴールを奪いながらも後半に入って失速。昨年3度戦って無失点だった相手に2点差から同点に持ち込まれる苦しい展開となった富士ゼロックス・スーパーカップの川崎フロンターレ。
 

 実は川崎は、富士ゼロックス・スーパーカップでの戦績は必ずしも良くない。意外にも、過去に2度しか出場経験がなく、その2試合も1勝1敗。C大阪に2-3で敗れ(2018年)、浦和レッズに1-0で勝利している(2019年)。ここ数年でその強さを列島中に見せつけている川崎だが、新シーズンの前哨戦での勝利回数はわずかに1回しかない。

 かつて“シルバーコレクター”と揶揄された勝負弱さをまたしても露呈してしまうのかと思われたが、リーグ戦で3敗しかしなかった昨季の強さを、埼玉スタジアムのピッチでも見せつけた。強力外国人ストライカーの脅威にさらされた直後、鬼木達監督も長谷川竜也小林悠という攻撃のカードを2枚切った。

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