しかし、そのロティーナ監督との契約を結ばないことをクラブは決めた。多くのサポーターから不満の声があふれ、「納得のいく説明を」という横断幕がスタジアムに掲げられた。そればかりか、選手からも惜しむ声が聞こえた。

 決断をしたクラブが新たな指揮官として迎えたのが、レヴィー・クルピ監督だ。過去に3度、“桜”の指揮を執ったクルピ監督は、今季で4度目のセレッソ監督就任となる。攻撃的なサッカーの構築に長けたクルピ監督は同時に、これまで香川真司乾貴士、清武弘嗣に南野拓実など、多くの日本代表選手を育ててきた。

 実際、C大阪は今季からアカデミー部門に風間八宏氏を入閣させるなど、育成への意欲を前面に押し出している。クルピ監督には、国内&ACLの両立だけでなく若手選手の育成も託されることになる。

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