リーグ優勝を掲げるために、チームが優先したのは昨季の継続。そして、ピンポイントでの補強だ。フィールドプレイヤーで他チームから補強したのはわずかに3人。MF青木拓矢(←浦和)とMF渡邊凌磨(←山形)、そして後述する元セレソンのDFブルーノ・ウヴィニだ。去年7月にMF橋本拳人がロシアに移籍して以降、完全に定まらなかったアンカーのポジションに、青木が起用される見込みだ。
ACLでは本来はセンタ-バックの森重を起用するなど試行錯誤していたこのポジションに“専門家”を招聘することで中盤に安定感をもたらすとともに、攻守でさらに一体となったチーム像を見せることができるはずだ。
その青木と中盤を構成するファーストチョイスは、東慶悟と安部柊斗が濃厚。アルトゥール・シルバ、高萩洋次郎、三田啓貴といった実力者が控え、さらに、内田宅哉、品田愛斗といった下部組織出身の若手も成長しているだけに、さまざまな選択肢が考えられる。