なお、今季、最大の補強がなされたのが最終ラインだ。当初は補強はなく、左に小川、中央を森重と渡辺、右を中村帆高と中村拓海で争うことになる昨季の陣容になると思われた。しかし、1月29日に元ブラジル代表センターバックのDFブルーノ・ウヴィニの獲得を発表。トットナムやナポリでもプレー経験のある29歳の実力者が加入したことで、元セレソンがスターティングメンバーに名を連ねる筆頭候補となる。
ウヴィニを起用する場合、昨季のACL同様に森重をアンカーで起用する可能性もある。その場合、森重と青木でアンカーのポジションを争うことになる。いずれにせよ、森重、青木、渡辺、ウヴィニの4人が掴めるポジションは3つということで、熾烈な定位置争いが繰り広げられるはずだ。
守護神は、ベテランの林彰洋と22歳の波多野豪が争う形で、児玉剛も控えるなど隙はない。J1でも指折りの層の厚さである。
昨季からの継続にピンポイントで補強を加え、J1制覇を目指す長谷川トーキョー。首都クラブの強さを証明するシーズンが始まる。