今年予想されるスターティングメンバーは、昨季の4-3-3システムを踏襲するのであれば、Jリーグのベストイレブンに選ばれた面々が中心になるだろう。右ウイングに三笘薫、左ウイングに家長昭博で、最前線はレアンドロ・ダミアンと小林悠の争いに、知念慶が割って入ろうとする形か。
中盤3枚は、大島僚太と田中碧にジョアン・シミッチの組み合わせが濃厚だ。シミッチとしては、守田の穴を埋めつつ、さらに、自分の色を出すことが求められる。ディフェンスラインとGKは昨年と同じ構成が考えられるが、気になるのは左サイドバックの登里享平の回復具合。昨年12月19日の試合で左鎖骨を骨折し、全治2か月半との診断を受けていた。回復後の調整も必要となるだけに、開幕に間に合うかは微妙で、その場合は車屋紳太郎が入ると思われる。
昨季に見せた“史上最強”を維持できるのか。アジアの壁、そして、国内の“打倒・川崎”の障壁を乗り越えるべく、さらなる進化とやりくりが求められる。