マンチェスター・シティは、新型コロナウイルス陽性者が発生したために12月28日のエバートン戦が中止となり、練習施設も封鎖された。チェルシー戦は予定通り開催されることになったが、ペップ・グアルディオラ監督はウイルスの感染によって5人の主力選手を欠いた状態で臨むことを明らかにしており、苦しい戦いになることが予想されていた。
ところが、試合はシティが圧倒した。得点こそ前半の3点のみだったが、攻撃の形を失わずにゲームを進めた。
有利なはずのチェルシーだったが、フランク・ランパード監督とグアルディオラ監督の差が出た試合になってしまった。
チェルシーは、直近のビッグマッチであるアーセナルとのビッグロンドンダービーで、ランパード監督の試合の中での柔軟性や修正力が無いことが浮き彫りになっていた。シティ戦は、ランパード監督が試合中だけではなく、試合を重ねても課題を改善することができないことがハッキリしたものになってしまった。
特に、2人の選手の起用法に注目するとそれがよくわかる。