ガンバの宮本恒靖監督も選手もボールを握られる展開は想定しており、そこからどう川崎のゴールを奪うかに焦点を当てている。また、守備を固めるために、3バックでウイングバックを守備的にした戦い方を選択する可能性もある。

 そして何より、川崎攻略の一つのポイントである“ハイプレス”をどう機能させるかも重要となる。今季、ガンバ大阪は前線のプレスからチャンスを作ってきており、対する川崎はハイプレスを食らっての失点がたびたび見られた。ガンバのハイプレスがハマるかは、一つのカギとなる。

 川崎フロンターレとガンバ大阪。初戴冠か、それとも、2015年以来の天皇杯制覇か。中村憲剛の有終の美か、それとも、宮本体制初のタイトルか。元日の14時40分、ドラマの幕が上がる。

PHOTO GALLERY ■【布陣図】川崎―G大阪の予想スタメン■
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