■成功の最大の要因は「Youtubeの文脈に合わせる」
では、何が変わったのか?
成功には3つの要因がある。
1,企画、編集、撮影を自前でやるようにした
「クラブのスタッフは選手の個性や面白さ、どこに笑いのツボがあるのかをわかっています。選手の立場からみても、よく知っているスタッフが撮影する方が、素の姿を出しやすくて、普段通りの楽しい雰囲気を撮影できるようになりました」
2、クラブの財産である選手が積極的に参加する
「現在の体制になってから、会社の財政状況についてはもちろん、事業面でどのような施策を打って、どれくらいの成果が出ているのかなど、そういうお話をチーム側にこまめにしてきました。事業を伸ばしていくうえで、選手のみなさんの理解、ご協力、稼働が、どうしても不可欠だという考えがクラブにはあるからです。それもあって、選手のみなさんがかなり協力的になってくださったと思います」
3.YouTubeの文脈にあわせる
これが何より大きかった。藤掛はこう話す。
「YouTubeの文脈にしっかりと合った、エンタメ性の高いものを目指しました。そのためにYouTubeで受けている動画や、チャンネル登録者数が多いクリエイターさんの動画を、かなり研究しましたね」
ビジネスの世界でも、ある国で人気の商品を別の国でヒットさせようとするときに、その国で求められるのを研究するのは大切だ。いわゆるローカライズである。
彼らが行なったのは、YouTubeの世界に合わせたローカライズ。当たり前のことに、徹底的に取り組んだことが成果につながった。
まず、運営母体であるDeNAに所属している、YouTubeチャンネルを運営したノウハウを持ったプロデューサーを招へい。YouTubeの“作法”を学びつつ、実践していった。