■スローしか見てないと、なんでもファウルに見える
大住「神戸の2点目はさ、いまのVARの運用方法から言うと、すべて攻撃のはじめからチェックするという事になっていて。攻撃の始まりにファウルがあったという事で、取られたわけなんだけど。
ひとつね、オンフィールドレビュー、レフェリーが画面を見るときに、スローしか見せてないんだよね。スローの映像しか見ていないと、なんでもファウルに見えちゃうの。レフェリーはその時のプレーを見て、このくらいはファウルじゃないって見ていたわけだけど。それをスローで見せると明らかにファウルに見えちゃうわけで。ああいうのは最初からスローで見せてはいけない、まず通常速度で見せてから、最終的にはスローで見るか決めて、それから判定を下すべき。
それがされていなかったのはAFCのVARの運用が間違っていると、そういう風なことを聞きました」
後藤「とにかくAFCのVARというのは、あらゆるファウルを見逃さないようにしようと、そういう姿勢でやっているから」
大住「だからスローで見れば、たしかに、足蹴っていてボールは蹴っていないぞ、ということになるんだけど。それはプレーの流れから見れば、大したことじゃないんだよね」
後藤「そんなこと言ったらサッカーの試合は中断だらけだよ」
大住「プレーの最初から見るという運用方法自体が、やっぱり検討の余地がある。本当にあれはサッカーをつまらなくさせちゃうよね」