■12月5日/J1第31節 柏―名古屋(三協F柏)
厳しい寒さの中で行われた柏―名古屋。マッシモ・フィッカデンティ監督とネルシーニョ監督による采配対決の様相を呈した試合は、引き締まった内容を見せた。
この日決まった得点は「1」。51分にMF相馬勇紀が、柏GKキム・スンギュがこぼしたボールを右足で押し込んで決めたものだ。
フィッカデンティ監督が27試合26ゴールのオルンガ対策として「背後のスペースの使い方」を施して試合に挑んだが、この相馬の起用も“マッシモ采配”と呼ぶべきものだろう。相馬の先発出場は4試合ぶり。「前田(直輝)もずっといい状態でプレーしていますが、今週は相馬がかなりフレッシュな状態で、コンディションもメンタルもいいという印象があり、まずは頭から」と背景を明かした指揮官の采配がピタリと当たったわけだ。