今のJ1は、夏場の過密日程と比べて日程に余裕ができたことで、選手の起用において固定化しやすくなっている。ネルシーニョ監督が名古屋戦に送り込んだスターティングメンバーが直近2試合と同じで、3試合連続で同メンバー。

 一方でフィッカデンティ監督は、直近3試合で先発フル出場を果たしている前田直輝に代えて相馬を起用してみせた。前田は「切り札」として使う予定だったと戦術を明かしたが、切り札を投入する前に試合を動かすことに成功したことになる。

 90分間を通して放ったシュートは、名古屋が7本だったの対して柏は12本。特に名古屋は後半に1本しかシュートを放つことができず、逆に試合終了間際に柏の攻勢を浴びることとなった。しかし、名古屋の失点数はリーグ2位の少なさで、そこに自信があるからこその戦い方だった。

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