「ファンが持ったときに相手DFの背後へ抜けようと思ったが、前半から抜け出した時に相手のDFラインが下がっていると分かっていたので、あえてその場で止まってみた」と振り返るように、「相手との間合いが遠かったので、うまくシュートまでいけた」という。
裏抜けから一転、ミドルシュートに切り替えての得点。22歳とは思えぬ判断力にも、試合後のインタビューでは、「ようやくチャンスもある程度つかめてきて」とあくまでも姿勢は謙虚だ。
鹿島の将来を担う逸材の成長ぶりを見せつけるのに、十分な72分間のプレーだった。