■11月29日/J1第30節 鹿島―浦和(カシマ)
鹿島が浦和に大勝だ!
鹿島・ザーゴ監督が「浦和戦になると選手自身に自然と気持ちが入る」と試合後に話した試合は、鹿島の攻撃陣が爆発した。中でも好調だったのがFW上田綺世だ。11分にヘディングシュートを決めると、後半開始早々の50分に豪快な右足シュートを決めてみせたのだ。
若きストライカーが2点差を作り出すと、鹿島の勢いはさらに強まる。64分にFWエヴェラウドの今季17点目、81分にMFレオ・シルバの今季初ゴールを決め、4-0で完封勝利を掴んだ。
上田はこれで今季8点と2ケタ得点まであと2つまで迫ったが、結果だけでなく、嗅覚がますます成熟している。先制点は左サイドにいたエヴェラウドからのクロスを決めたもので、元日本代表DF槙野智章の前に入り込んだ見事なものだったが、ただ、ディフェンダーより前に入っただけではない。