■徳島のロドリゲス監督にJ1浦和がオファー
やはり、と言うべきか。
徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス監督が、J1の浦和レッズから就任のオファーを受けているのだ。今シーズン限りで退任する大槻毅監督の後任候補にリストアップされている。
46歳のスペイン人指揮官が率いる徳島は、13年以来のJ1昇格へ接近している。7年前は昇格プレーオフを制してのJ1行きだったが、今回はJ2制覇も視野に入る。
ロドリゲス監督は、17年から徳島を率いている。すでに日本に馴染んでいる意味でも、どのチームにも魅力的な人材だ。その去就は今オフの注目と言ってもいい。
J2は残り6試合となり、徳島は22勝8分6敗の勝点74で首位を快走している。3位のV・ファーレン長崎は勝点67で「7」の開きがあるため、徳島は残り6試合のうち4勝すれば、長崎が全勝しても勝点で上回る。自動昇格圏の2位以内を確保できる。
ロドリゲス監督が就任4年目を迎えた今シーズンの徳島は、戦いぶりがとにかく安定している。連敗は一度もなく、3試合以上連続で勝利を逃したことがない。得点58はリーグ2位で、失点27もリーグで2番目に少ない。得失点差プラス31は、2位の長崎に10点の差をつける。攻守のバランスはズバ抜けている。