柏に同情する「3週間ぶりの試合」鳥栖GK朴一圭「驚異の守備範囲」原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」 柏ー鳥栖の画像
オルンガ(柏レイソル)と朴一圭(サガン鳥栖)  撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)
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 柏が安易なパス・ミスを繰り返している。客席からはため息が漏れるが「仕様がないよな」という雰囲気が同時に伝わって来る。このタイミングで試合が行われることになったこと自体、柏にはとっては酷である。プロのパフォーマンスを最初から見せられないのがわかっているのだから。

「はい。練習始めていいです。試合もいいですよ」

 でも、プロの試合がそんなに簡単に進むものではないことは海千山千のネルシーニョ監督が知らないはずはない。

 柏はネルシーニョ監督ら21人が新型コロナウィルスに感染して10月31日の清水戦以来の試合だ。1月4日にはリ・スケジュールされたルヴァンカップ決勝がある。

「前半はチームが機能しないことは予想していた。15日から20日、トレーニングもせず実戦も積まないままこの試合を迎えた。リーグ戦もまだ、7試合残している。実戦感覚を積むことによって、選手たちのコンディションやゲーム感覚は当然戻って来る。1月4日の決勝戦までには良い状態に持っていけると思う」

ネルシーニョ監督は自信をみせた。

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