■「川崎は新しい選手が入ってもプレーできる」
―昔の本山(雅志)あたりから、惜しい鹿島勢は続いていますね。
大住「本山はトルシエが一番期待していたんだけどね」
後藤「ナイジェリアのワールドユースの頃はすごかったよね」
大住「2002年ワールドカップの最初の得点は本山が取りそうな気がする、って言ってたからね」
―本山は今のフロンターレの三笘薫にも似ていましたね、ドリブルのスタイルとかが。
後藤「けど大学の時の三笘を見ていたら、上手いんだけど、もしフィジカルコンタクトされたら、どうだろうなと思ってた」
大住「今はそうでもないでしょ?」
後藤「だから本当にびっくりだよ。一昨年くらいまでは上手いドリブルをするんだけど、線が細いし、ぶつかられるとパタンと倒れていたから。これはプロではどうかなと思ってたんだけど。いや、今年の三笘は本当にすごいね」
―それは川崎が良いチームだということですね?
後藤「そうそう。川崎は新しい選手がポッと入っても、そこでプレーできるというのが素晴らしいよね。守田(英正)だって、たちまち代表に入ったしね。田中碧も成長したし。だからチームとしてやることがきちっとしていると、新しい選手が入った時も、もちろん良い選手を引っ張ってくるんだろうけどさ、そこで入りやすいんだろうね」