■「柴崎との組み合わせが中途半端だった気はする」
大住「1メートルも2メートルもズレるなんて、ありえないって思った。先月、後藤さんがフロンターレを単独で出したほうが強いんじゃないかって言ってたけどね」
後藤「そうそう。フロンターレに何人かを補強するのが良い」
大住「プレーの精度という点は、気になる点ではありましたね」
―開始直後のつばぜり合いの段階では、良かったと思うんですが。そこでやれると思って、少し力が抜けてしまったのでは?
大住「そういうことはないと思う。やれる感じというより、相手がボーっとしていたよね。だって、ただ後ろから蹴って走っていくだけで抜けちゃうなんてさ。それはないよね。橋本のヘディングがゴールに飛んだのと、南野が抜け出したの。
でも、別に良い攻撃ができていたわけではないからね」
後藤「あれが強い相手に通るわけがないよね。あれで点が入っちゃっていたら、本当につまらなかったよね」
―橋本拳人はあまり目立ちませんでしたね。
大住「うーん、そうかな? 柴崎との組み合わせが中途半端だった気はする。遠藤は後ろにいてどっしりと構えて捌いているというプレーで、柴崎との組み合わせが上手くいっていたんだけど。橋本は自分も前に行きたいしゲームも作りたい、というような感じで。それで目立たなかったのかな……悪くはなかったとは思うんだけどね」
後藤「初めてではないけど、あまりこの代表で出ていない選手が、いきなり入るというのは気の毒な状況ではあったよね。一時期はちゃんと出ていたんだけど、しばらくぶりでしょう? いきなり来て、新しい選手で3バックにトライしているなかで使われるのは気の毒ではあったよね」
大住「最初から45分て決めていたらしいけど。たとえば、次の試合のメキシコ戦で、橋本と遠藤を並んで使うというのは考えられるのかな?」
後藤「柴崎の今日のプレーを見ていたら、そっちのほうが、って考えられるよね」
大住「メキシコの強烈なプレーを考えたらね。そういうのもあって、45分で代えたのかなって思ったんだけど」
―だとすると楽しみですね。