湘南ベルマーレが調子を上げている。怪我人が多いのにも関わらずだ。
3バックを見れば、中央が石原広教(169cm)、右は舘幸希(173cm)、そして左に田中聡(173cm)と並んでいる。横浜F・マリノスの攻撃では滅多にロングボールが放り込まれることがないことをふまえて、ではなく、この日で3試合連続(4度目)だ。後半にマリノスのジュニオール・サントス(188cm)が投入されても、チームで連携してしっかり対応してみせた。
夏が終わるまで、ベルマーレは見ているだけで苦しくなる試合をしていた。
最終ラインからボールを繋ごうとすれば、プレッシャーをかわしきれずに大きく蹴り出すだけになって簡単にボールを奪われたり、横に逃げようとしてパスミスでスローインを与えたりした。相手がボールを持つ時間が長くなればプレスは続かなくなり、攻められ続けた。攻撃では、ようやく得た機会を大事にしようとして時間をかけるものの、最後はサイドに回して普通にクロス、というのを繰り返していた。
結果、長らく勝ち点ひと桁の状態で最下位に沈んでいた。