その後、得点を奪って勢いづいた鹿島のチャンスが続き、1点ビハインドで後半へ。ザーゴ監督は、後半開始からMF荒木遼太郎に代えて遠藤康を投入し、さらに鹿島のリズムを作り出す。そして78分、待望の同点弾が生まれる。MF三竿健斗が前線左にいたエヴェラウドにロングフィード。これを横浜の選手がカットするも、トラップの乱れを見逃さず、エヴェラウドが奪う。そして、ゴール方向に持ち出すと、ペナルティエリアの外から弾丸のようなシュートを放ち、ゴールネットに突き刺したのだ。
エヴェラウドは、前半アディッショナルタイムに左サイドからラボーナでクロスを上げてチャンスを作るなど、中2日での連続試合出場とは思えないほどキレッキレのプレーを披露。さらに、そのラボーナクロスの直後にはノーステップで強烈シュートを撃つなど、得点の匂いを随所に漂わせていた。
そして84分、逆転の瞬間が訪れた。遠藤が右サイドからのクロスをダイレクトでボレーに持ち込み、逆転弾を決めることに成功。鹿島は、2点ビハインドから、華麗な3得点で逆転したのだ。