■鎌田に期待大
鎌田は今季、「リーグで15得点関与」という目標を掲げているという。要するにゴール数とアシスト数を合計して「15」の数字を残す、ということなのだそうだが、そんな控えめなことを言わずに、「13ゴール12アシスト」くらいの目標をぶち上げてもよいのではないか。
香川の伝説的な11/12シーズンを振り返ると、意外にもスロー・スタートで、6節を終えた時点では1アシストに留まっている。一方の鎌田は、この第6節ブレーメン戦を終えた時点で、既に1ゴール4アシスト。“香川超え”の匂いは十分に漂っているのだ。
ヒュッター監督からは「守備」の部分で改善を求められているそうだが、ベルギーからの復帰直後に比べて対人で競り負けなくなり、フィジカルの強度は上がっている。これからも先発で使われ続けるのは間違いないだろう。
ブレーメン戦で34分にVARで取り消された幻のゴールからは、コンスタントな得点の匂いも漂う。
鎌田にとって今季は、香川にとっての11/12シーズンのように、さらなる飛躍の年になるかもしれない。