10月の日本代表は、ボランチに問題があるように見えた。絶好調の橋本拳人(ロストフ=27歳)を招集することができなかったためだ。第2戦では遠藤航(シュツットガルト=27歳)が成長ぶりを大きくアピールしたが、180分間プレーした柴崎はコンディションに問題があり、中山雄太(ズヴォレ=23歳)は攻撃面で苦しかった。喜田はボールウィナーであると同時にゲームメーカー役も果たせる。私にとっては、是非とも日本代表で見たい選手の筆頭だ。
「欧州組」は、数自体は多くなり、同じポジションに複数の選手をそろえることもできるようになった。しかし現時点では、高いレベルで継続的にプレーができている選手はそう多くはない。Jリーグで誰をも納得させるパフォーマンスを見せ続けている選手は、今なお日本代表にとって欠くことのできない存在だ。「オール欧州組」に浮かれている場合ではない。