■「昔はドログバの幻影に負けたこともあった」

―この間、大住さんがおっしゃっていましたが。相手にすごいフォワードがいた時に、そのプレーだけでがらっと変わってしまう時があると。

大住「要するに、2014年のドログバは、力が飛びぬけていたわけではないけど。たとえばドログバの全盛期のような選手が相手チームにいて、どんなに良い試合をやっても、最後にドカンとやられちゃうというのが、過去よくある図式だった。この間のカメルーンに、もし図抜けたストライカーがいたら、もしかしたらやられていたかもしれないよね」

後藤「ドログバなんて、ドログバの幻影にやられちゃった感じだよね。昔のドログバのイメージを日本人選手みんなが持っちゃって」

大住「あれは情けなかったよね」

後藤「出てきただけで引いちゃったんだもん」

大住「日本人らしいというか。ドログバ先生だ、サイン貰いに行かなきゃ、って感じで」

後藤「まあ、今の選手たちはそんなことはないだろうけどね。顔だけでビビることはないだろうけど」

大住「今日の相手の右のウィングのペペだって、とんでもない額でアーセナルにいったけど、そういうことに対するリスペクトはなかったもんね」

PHOTO GALLERY コートジボワール戦後の取材に答える吉田麻也
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