■「崩すところの、最後のパスの精度が非常に低かった」「ボランチがひどすぎたっていう印象」
―前半20分くらいから日本の時間がだんだんと増え始めましたね。1点くらい入るかなと思いましたが。
大住「前半は点を取るのが難しいなと思った、あの攻めでは。やっぱり崩してないもんね。繋いでなんとかシュートまでっていう。南野がシュートしてたけど、最後は足を出されていたし。決定的な崩しはできていなかったね」
後藤「やっぱり崩すところの、最後のパスの精度が非常に低かったですよね。パス出しても受けてもなんか違うなっていうのが。コンビネーション?さっきの監督会見でも連携の話をずいぶんしていたけど、やっぱり色んな意味で精度が低かったですね。
ひとつ思ったのは、日本の今の攻撃陣の選手では、試合に出場する時間が少ない選手が多いじゃん。南野だって、まあリバプールだから仕方ないけれど、あんまり試合に長時間出られないし。久保もそうだし。
後ろの選手のほうが試合によく出ているじゃないですか。やっぱりそういうのもあるのかな、って気もするし。いろんな理由があるのだけれど、攻撃がうまく噛み合わなかったですね」
大住「それとやっぱり、ボランチがひどすぎたっていう印象がありますね。柴崎はプレーが、すごくブレがある。タイミングもちょっと逃しているところもあるし。それから、中山はちょっとやっぱり、彼はあそこで使うのは、ちょっと厳しいかなっていう感じがするね」
後藤「中山としては、すごく出来が良かったと思いますよ。シンプルに攻守ともに、しっかりとやっていたのだけれど、やっぱりまだフル代表のボランチを張るには力不足なのかなって言うことじゃないですかね。
柴崎の能力からしたら、なんじゃこりゃだったね」
大住「あそこがやっぱり機能しなかったというか、まったくチームに力を与えなかったので、やっぱり前のほうは苦しかったよね。ボールをもらう時に、なんでこんな時に渡すの、っていうパスが多かった」
後藤「そうするとディフェンダーもね、どうも中盤につけても上手くいかないなって思うと、長いボールが多くなっちゃうだろうしね」