■「今日が一番ね、カメルーンを見た中で良かったよね」
後藤「ヨーロッパでやると、お互いにコンディションが良いからね。でも南アフリカでワールドカップ本番でやった時も、カメルーンも今日ほどしっかりしてなかったよね」
大住「あの時はまだ……」
後藤「コンディション悪そうだったもんね」
大住「……寝てたよね」
後藤「コンディションも悪いし、ロングボールを蹴ったらどこに飛んでいくか分からなかったし」
大住「気合も全然違ったしね。」
後藤「そうそう。今日が一番ね、カメルーンを見た中で良かったよね」
―前半はカメルーンのペースで試合が進んでいたように感じたのですが。非常にサイドチェンジが効いていて、日本が振り回されていたイメージでしたが。
後藤「そこまでかな。どうですか大住さん?そこまでやられてた?」
大住「サイドチェンジというより、個の球際の強さというか。それが圧倒的に違ったというか……取ったと思っても取りきれないし、パスを出そうとしたところに足を出されて邪魔されるし、本当にカメルーンは素晴らしいプレーをしたし、それにちょっとタジタジしたという感じがしましたけど」
後藤「やっぱりプレスかけても、かわされて、繋がれちゃうのがすごかったよね。ただそれほど決定的なピンチもなかったからね」
大住「今日観て感じたのは、たとえばワールドカップでこのレベルのチームとやると、誰か、必ずスーパープレーヤーが1人くらい相手にいるんだよね。そういう選手に最後にガガッとやられる。そういうところがなかったので、決定的なピンチは、そう多くはなかった感じがしたけど」