オランダ・ユトレヒトの地で分かったのは、課題が多くあることだった。
日本時間の10月9日21時。296日ぶりに活動を再開した青いユニフォームは、きれいに整えられたピッチの上で、輝きを放つことができなかった。
この日のスターティングメンバーは、以下。
FW:大迫勇也
MF:中山雄太、柴崎岳、原口元気、南野拓実、堂安律
DF:酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、安西幸輝
GK:権田修一
システムは4-2-3-1で、注目の久保建英はスタメンで起用されなかった。2列目には、右に堂安、中央に南野、左に原口という並びだ。久保以外にも、三好康児、鎌田大地がいる豪華な攻撃陣で、試合前には期待も高まっていたが、攻撃陣は輝くことができなかった。
日本はなかなかボールをつなぐことができず、かといって、カウンターを発動させることもできなかった。日本代表が1年ぶりに集まったことで、連携が取れなかったということは理解できる。しかし、世界のどの代表チームもコロナ禍の影響によって十分な活動ができていない。対戦相手のカメルーンも、きっと同じはずだ。そのカメルーンが、日本を相手にしっかりとボールをつないでみせた。