■ジュビロ戦で大きな手ごたえ
──昇格1年目ということで、開幕当初は選手たちがどこか身構えるようなところがあったのでしょうか?
「それはあったでしょうし、当然だったでしょう。J2の経験もない選手ばかりですから」
──琉球戦に続いてファジアーノ岡山戦に2対0で勝利し、京都サンガF.C.戦は0対0で引分け、6節でジュビロ磐田と対戦しました。この試合もターニングポイントになっていると聞きます。
「ジュビロ戦は0対2で負けましたけれど、細かく振り返るとチャンスを作っているし、もっとやれると思いました。選手には“相手はJ1の経験のある選手たちだけど、自分たちのほうがテンポ良くボールを回せるし、もっと恐れなければもっとやれるはずだよ”とミーティングで話しました。J2の経験もない選手が多いですけれど、シーズン前の沖縄キャンプでJ1のチームと練習試合をやっているので、J1のチームとやる感覚はあるんですね。
本気でいかないとホントに回されるし、簡単に点を取られる、ということは分かっていた。こちらが怯えると相手に感じ取られて、さらにプレッシャーをかけられるとか。それが磐田戦でまたはっきりしたことで、自分も手ごたえがあり、選手ももっと前向きになったと思いますね」