ザーゴが導く鹿島の“新常勝時代”!「GK沖悠哉の好セーブ連発」で4年ぶり6連勝の画像
C大阪戦で今季8試合目のフル出場を果たしたGK沖悠哉 撮影:中地拓也

■9月19日/J1第17節 C大阪―鹿島(ヤンマー)

 鹿島が敵地で激闘を制し、4年ぶりの6連勝だ!

 6連勝中のC大阪と5連勝中の鹿島による上位決戦は白熱した試合となったが、鹿島は攻撃陣と守備陣が躍動。クラブ新となる7連勝を目指すC大阪の反撃を封じた。

 まず、試合を動かしたのは、C大阪戦も含めて6試合14得点&6試合連続複数得点を達成した、攻撃陣だ。32分、中盤でMF清武弘嗣からボールを奪った鹿島は、パス2本でゴール前のMF和泉竜司に。和泉はボールを持ち直すと、ゴール左側から低い弾道のシュートを右方向に放つ。枠を捉えられなかったと思われたが、MFファン・アラーノがそこに走り込み、それについていったDF片山瑛一に跳ね返ったボールをファン・アラーノが押し込んで、先制した。

 上位から脱落したくないC大阪は、直後の36分、FWブルーノ・メンデスの得点で追いつき、そのまま前半が終了。しかし鹿島は、後半開始早々に勝ち越しに成功する。46分、DF永戸勝也がゴール前にフワっと上げたボールのこぼれ球を、再び和泉がシュート。GKキム・ジンヒョンが弾いたところを、FWエヴェラウドが押し込んだ。今期11得点目となるゴールが、貴重な勝ち越し弾となった。

 奮起した攻撃陣に対し、21歳のGK沖悠哉も好セーブ&好プレーを連発した。特に、1点ビハインドの状況でFW柿谷曜一朗とDF丸橋祐介の2枚替えをロティーナ監督が敢行した61分、C大阪が相次いでチャンスを作ったが、沖が死守。

 圧巻だったのは71分のプレーで、鹿島の左サイドで与えたフリーキックから、DFマティ・ヨニッチが強烈なヘディングシュート。これを沖が両手で弾き出した。そのまま迎えたコーナーキックのこぼれ球を、MFレアンドロ・デサバトがコントロールシュート。それも、沖が横っ飛びセーブでゴールを死守したのだ。

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