今シーズンから新たにクーマン監督が指揮をとるバルセロナが、2回目のプレシーズンマッチを行った。前回、3部相当のジムナスティック・タラゴナ相手に3-1で勝利。その際、スターティングメンバーには、クーマン監督との軋轢が報じられているメッシが先発したほか、 “戦力外通告”を出されたとされるDFジョルディ・アルバ、MFセルヒオ・ブスケツも最初から起用されるなど、注目を浴びた。
2戦目の相手は、2部相当のジローナ。前回よりも1つ上のリーグとの実戦ということで、徐々に練習の強度を上げていることが分かる。また、今回のスターティングメンバーは、1戦目からやや変更して組まれた。そのメンバーは以下のとおり。
FW:グリーズマン
OMF:コウチーニョ、トリンコン、メッシ
DMF:セルヒオ・ブスケツ、フレンキー・デ・ヨング
DF:セルジ・ロベルト、ロナウド・アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ
GK:ネト
注目のメッシは、1戦目につづいて先発。メッシも含め、2戦連続先発となったのは7人。逆に、今回、新たにスターティングメンバーに起用された4人は、コウチーニョ、トリンコン、フレンキー・デ・ヨング、ロナウド・アラウホの4人だ。
メンバー的に注目すべきポイントは2つある。1つは、ジョルディ・アルバとセルヒオ・ブスケツという、クーマン監督が“戦力外”を告げたとされる2人が、2戦連続で最初から起用されていること。そして、クラブは放出する予定だったものの、クーマン監督の強い要請で残留が決まったブラジル代表MFコウチーニョがメッシと並んで2列目で起用されたことだ。バルセロナの公式HPにも〈メッシとコウチーニョを主役に〉〈メッシとコウチーニョ、キーマン〉と強調されているから、クーマン監督のコウチーニョへの強い期待が感じられる。