■これぞ福岡! 7度目のウノゼロで大宮を下す
これぞアビスパ福岡、という一戦だった。
新型コロナウイルスの影響で延期となっていた大宮アルディージャ対福岡戦が、9月16日に行なわれた。J2リーグは13日の試合で5連戦が終わり、今週末から3度目の5連戦を迎えるが、この両チームだけは地獄の11連戦(!)のまっただなかである。
厳しいスケジュールのなかで迎えた一戦は、アウェイの福岡が1対0で勝利した。大宮戦の勝利はシーズン9勝目となったが、そのうち7試合が「ウノゼロ」と呼ばれる1対0である。ゲームの終盤にCBを投入して4バックから5バックに変更し、リードを守り切る試合運びも定着してきた。
ここまで19試合で17失点は、栃木SCと徳島ヴォルティスに次ぎ、V・ファーレン長崎と並んでリーグ最少3位タイだ。守備の安定はそのまま試合運びの安定につながっているが、これまで控え目だった攻撃陣が活発になっているのは好材料だ。