J1リーグ第14節 横浜F・マリノス―川崎フロンターレ
9月5日(土)|18:00 日産スタジアム
8月8日の第9節から、中2-3日での過酷すぎる公式戦連戦が続く同士の対決だ。他クラブは5連戦などで終わっているところが多いが、ACLによる日程の変更などで暑い夏を休みなく走り続けている。しかも一発勝負のルヴァンカップ準々決勝など、気の抜けない試合ばかりで、互いに強敵を相手にする「8連戦目」はきつい戦いとなる。
両チームとも、先を見据えながらの選手選考となりそうだ。何しろこのマラソンは、今月末まで続くのだ。これまでともに選手を入れ替えながら進んできたが、この対戦でも先発は多少の入れ替えがあるだろう。交代選手のチョイスも含めて、難しい選択を迫られることになる。
順位など数字を見れば、川崎Fが圧倒的に有利。だが、昨季は1勝1分で横浜FMが勝ち越している。そして何より問われる、勝者のメンタリティ。フォーメーションも、がっちりはまり合う。昨季王者と首位独走チームが、総合力を出し切って真っ向勝負する。
■横浜F・マリノス
6位 勝ち点21 6勝5敗3分 得点28、失点24、得失点4
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
△A神戸 3-3
○H札幌 4-1
○H広島 3-1
○A清水 4-3
●A大分 0-1
【通算対戦成績】
通算 43試合・17勝8分18負
ホーム 22試合・11勝5分 6負
アウェイ 21試合・ 6勝3分12負
【直近対戦成績】
2019年11月30日 J1第33節 A4○1
2019年 3月10日 J1第 3節 H2△2
2018年 8月 5日 J1第20節 A0●2
2018年 4月 8日 J1第 6節 H1△1
2017年 9月 9日 J1第25節 A0●3
【今節のみどころ】
リーグ戦のここ4試合は、合計で14得点。ただし前節は、90分からの2発被弾でリードを吐き出し、神戸と引き分けた。一方、今節の3日前にあたるルヴァンカップでは、交代出場の天野純が交代出場から同点ゴールを挙げ、PK戦の末に札幌に競り勝った。破壊力、もろさ、粘り強さ。今回はどの顔を出すことになるだろうか。
先発メンバーの選び方が、その日の表情に大きく影響する。ルヴァンカップ札幌戦の先発からは、連戦に加えてフル出場したマルコス・ジュニオールら数名を替えることになりそう。チャンスを与えられる選手の輝きが、強敵相手には必要だ。