すでに11勝をあげている長崎と北九州 

 このうち2位以内でJ1昇格を果たしたのは、18年の大分(最終順位は2位)、17年の湘南(同1位)、16年の札幌(同1位)、15年の大宮(同1位)、14年の湘南(同1位)の5チームとなっている。15節終了時点での首位チームについては、6チームのうち4チームが昇格をしているから、長崎のJ1昇格の確率は現時点で66パーセント強ということになる。

 ちなみに昨年は、15節終了時点で6位(勝点24)の柏レイソルが最終的に1位となり、同13位だった横浜FC(勝点18)が2位に食い込んだ。勝点は柏が「84」で、横浜FCは「79」だった。

 昇格ラインを昨年の柏と同じ「84」に設定すると、長崎は残り27試合で「49」を上積みすれば到達する。たとえば17勝10敗ならプラスできる勝点は「51」、16勝1分10敗なら「49」となる。

 15節終了時点というタイミングは、例年なら5月末か6月上旬あたりだ。昇格争いの行方を語るには、率直に言ってまだ早い。それでも、長崎が好ペースで勝点を稼いでいるのは間違いない。2位の北九州についても、同じことが言えるだろう。昨年の柏は勝利数が「25」で、横浜FCは「23」だったが、両チームはすでに11勝をあげているのだ。

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