■高さあり、柔軟性ありの町野は東京五輪世代の20歳

 この試合で2得点を記録した町野は、1999年9月30日生まれの20歳だ。18年に履正社高校からJ1の横浜F・マリノス入りし、19年に北九州に期限付き移籍した。就任1年目の小林伸二監督のもとで出場機会をつかみ、チームトップの8得点をあげてJ2昇格に貢献する。

 今シーズンは完全移籍で北九州の一員となり、この日の2得点を含めて5ゴールをあげている。アシストはリーグ1位の「6」を記録しており、8得点のディサロとの2トップはリーグ屈指と言ってもいい破壊力を持つまでになった。

 185センチのサイズを持ちながらスピードがあり、足元のプレーもしっかりとしている。東京V戦ではゴールシーン以外にも質的優位を存分に発揮した。

 8連勝という結果にも、「謙虚に戦っていくだけ」と落ち着いて話す。昨年にも増して成長の歩幅を広げる北九州の背番号18は、東京五輪世代としても注目を集めていくだろう。

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