欧州最強のクラブを決める戦いが、日本時間8月24日4時に行われる。今年は、決勝初進出となるパリ・サンジェルマン(PSG)と、優勝経験5度のバイエルン・ミュンヘンが激突。パリ・サンジェルマンは悲願の初優勝を目指すこととなる。
決勝戦まで、PSGは運も味方に勝ち上がってきた。バイエルンが決勝Tで戦った3チームのうち2チームがここ直近10年以内の優勝経験チームなのに対し、PSGは「0」。アタランタもライプツィヒも、パリ・サンジェルマンと同じく勢いに乗って悲願の優勝を掴もうとしてきたチーム。もちろん、戦術的に練られたこれらの新興チームと対戦する難しさはあっただろうが、CLの経験豊富なメガクラブを相手にしてきたわけではない。
パリ・サンジェルマンはグループリーグで、レアル・マドリード、クラブ・ブリュージュ、ガラタサライの3チームと同組だった。6戦して5勝1分0敗。得点が17に対して失点は0。特に、レアル相手に1勝1分と勝ち越したのは自信につながったはずだ。
そして、決勝Tに勝ち上がり、まず戦ったドルトムントとの第1戦で、今大会初めての黒星を喫することになる。スピードあふれる攻撃に翻弄され、先制された試合を一時はイーブンに持ち込んだものの、FWハーランドのミドルに沈んだのだ。
勝利が欲しい第2戦、難しい相手に対してCKからアンヘル・ディ・マリア→ネイマールとセットプレーで前半のうちに先制。さらにフアン・ベルナトが技ありシュートを決め、前半のうちに試合を決めた。