■王様・ネイマールと韋駄天ムバッペ

 リスボンで一発勝負・集中開催となった準々決勝では、イタリアのアタランタと対戦。今期のセリエAで得点98と爆発的な攻撃力を誇る相手に、前半のうちに失点。その後、得点を奪うことができないまま時間だけが進んだ後半終了間際の89分40秒、ネイマールのアシストからマルキーニョスが同点弾を決めることに成功。さらに直後のロスタイムには、ネイマールからボールを受けたキリアン・ムバッペのクロスから逆転弾が生まれたのだ。89分間もイーブン、あるいは相手を追いかける状況から、奇跡的な起死回生の逆転劇を見せつけたのだ。

 決勝を争う準決勝では、ブンデスリーガ3位のライプツィヒと対戦。前半のうちに2点を決めるなど、合計3-0という危なげないスコアで決勝行の切符をつかんだ。ディ・マリアが1得点2アシストと全得点を生み出した。

 ここまでパリ・サンジェルマンの試合では、攻撃の二枚看板ともいえる王様・ネイマールと韋駄天ムバッペがチャンスを多く作りだしている。2人の連携からシュートまで至る場面は数多く、この融合は相手チームにとって脅威となる。

PHOTO GALLERY パリサンジェルマン「チャンピオンズリーグ決勝T全結果」&「得点ランキング」
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