J1リーグ第12節 名古屋グランパス―川崎フロンターレ
8月23日(日)|18:00 豊田スタジアム
10連勝で首位をひた走る川崎Fだが、今季の公式戦で2度、引き分けた試合がある。ひとつはJ1開幕戦の鳥栖戦。もうひとつが、今月12日に行われたルヴァンカップのグループステージ最終戦となる名古屋戦だった。
リーグ戦も相まって厳しい連戦のど真ん中だったが、グループ突破がかかっている両チームは、リーグ戦から大きくメンバーを変えることなく試合に臨んだ。その結果、2-2で引き分け、ともにプライムステージ進出を果たした。
今回はリーグ戦の首位と3位として、再び緊張感高まるゲームに挑む。チームの得点数を比べると16もの差があるが、失点数はリーグ最少失点の名古屋が「8」、2位タイの川崎Fが「9」とわずかな差しかない。名古屋は前節のC大阪に続くリーグ最少失点チームとして、独走チームに挑戦する。
名古屋は昨季リーグ戦での対戦で、ホームゲームでは3-0と完封勝利を飾っている。アウェイでも1-1と引き分けた。またも真っ赤なユニフォームは、川崎Fを足止めする赤信号となれるのか。Jリーグを取り巻くすべての視線が集中する。
■名古屋グランパス
3位 勝ち点20 6勝2敗2分 得点18、失点8、得失点差10
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】阿部、米山
【直近5試合結果】
○A湘南 1-0
●AF東京 0-1
△H川崎 2-2
○H浦和 6-2
○A清水 3-0
【通算対戦成績】
通算 34試合・ 7勝8分19負
ホーム 17試合・ 3勝4分10負
アウェイ 17試合・ 4勝4分 9負
【直近対戦成績】
2020年 8月12日 ルヴァン予選(3) H2△2
2019年 9月 8日 ルヴァン準々決勝(2) H2△2
2019年 9月 4日 ルヴァン準々決勝(1) A0●2
2019年 8月10日 J1第22節 H3○0
2019年 5月17日 J1第12節 A1△1
【今節のみどころ】
前節の湘南戦は、最下位相手のゲームでありながら、大幅に先発を入れ替えることはなかった。マッシモ・フィッカデンティ監督の頭の中で、メンバーと戦い方のイメージは盤石。今節もメンバーの大きな変更はなく、現状のベストメンバーで臨むことになるだろう。
この試合で、特別な期待を背負う一人が、今季から加入した阿部浩之だろう。7月22日の大分戦で負傷交代して以降、離脱が続いているが、この試合で戦列に戻れるとの情報もある。すぐにチームの中心となったことに加え、昨季までプレーしていた川崎Fの情報は、体でわかっている。酷暑で選手の体にダメージが蓄積されている連戦のラストゲームでの復帰がなれば、通常以上の効果をもたらすはずだ。