思っていた試合とはかなり違った。7点も入るような試合は考えていなかった。
試合前は、セレッソが前半を耐えれば、面白い試合になるかなあ、と勝手に想像していた。
ブルーノ・メンデスの7分という早い時間での先制ゴールで試合の流れは違う方に向かった。
脇坂泰斗のゴールで追いつかれて、家長昭博のペナルティで逆転されてしまうが、セレッソは、前半はいい戦いだった。
後半、調子が上がって気合の入っている小林悠に突き放されたが、西川潤、柿谷曜一朗らを投入してすぐに瀬古歩夢が決めた。ちょっとした流れがセレッソに来たように感じた。
だが、川崎がその上を行った。交代した三笘薫が勝負を決めるゴール。レアンドロ・ダミアンも決めて5-2。今まで10試合で6失点だったセレッソが1試合で5点も奪われてしまった。川崎が選手交代で後半さらに強くなる現象が続いている。これなら小林も体を少し休めることができる。
ミゲール・アンヘル・ロティーナ監督も後半の選手交代後の川崎の強さには舌を巻いた。10連勝はJリーグの新記録だが、鬼木達は「見せる」サッカーを心がけながら「勝つことにこだわる」という。川崎の連勝は豪雨などの外的要因がないと止まりそうにない気がする。
首位と2位と順位こそ変わらないが、勝ち点差は10になってしまった。