■2月26日/J1第1節 川崎フロンターレ―横浜M(等々力)
川崎の圧倒的な強さは今季も健在だ。2019年の王者・横浜Mと対戦した、2021シーズンのJ1オープニングゲーム。プライドがぶつかり合うゲームが期待された神奈川ダービーだったが、終わってみれば2-0で川崎が完勝したのだった。
この試合で2得点を挙げたのは、昨季もチームをけん引した家長昭博だった。川崎は昨季と同じ4-3-3を採用し、家長は定位置の右ウイングで先発。2020シーズンから右サイドバックに山根視来が固定され、2人の関係性はシーズンを通して磨きがかかっていった。
その好連携が、このオープニングゲームでも光った。それは、どちらも無得点で迎えた前半20分のこと。右サイド深くでMF脇坂泰斗がボールを持つと、中にいたMF田中碧とパス交換。横浜Mの選手は、サイドを崩されまいと2人を囲んだ。