J1リーグ第11節 川崎フロンターレ―セレッソ大阪
8月19日(水)|19:00 等々力陸上競技場
勝ち点7の差が開いているものの、興味深い1位と2位の対決となる。
川崎Fは、首位を独走する。そのパスサッカーにはどのチームも対抗できず、29ゴールは得点力でリーグ2位となる21ゴールの柏を大きく引き離す。
その首位チームを追う上位戦線で、2位に浮上してきたのがC大阪だ。その土台となっているのは、リーグ最少タイとなる6失点に抑えている守備。得点力は高くないものの、リーグ戦10試合中4試合で完封を記録。僅差の試合をものにするなど、じりじりと順位を上げてきた。
互いの強みは、はっきりしている。しかも、対照的なストロングポイントだ。パスサッカーと、漏れをつくらない守備のポジショニング。常に緊張感が漂う、ハイレベルな一戦となるだろう。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点28 9勝0敗1分 得点29、失点7、得失点差22
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川
【直近5試合結果】
○A札幌 6-1
△A名古屋 2-2
○H大分 2-0
○A鹿島 3-2
○AG大阪 1-0
【通算対戦成績】
通算 30試合・10勝8分12負
ホーム 14試合・ 6勝2分 6負
アウェイ 16試合・ 4勝6分 6負
【直近対戦成績】
2019年 9月 1日 J1第25節 A1●2
2019年 4月 5日 J1第 6節 H1△1
2018年11月10日 J1第32節 A1●2
2018年 4月11日 J1第 7節 H1●2
2018年 2月10日 スーパー杯 H2●3
【今節のみどころ】
第9節の大分戦から数名先発を変えながら、前節は札幌相手に6得点の大勝を飾った。出場停止だった大島僚太も、むしろ良い休息になったはず。チーム状態を整えて、ホームでC大阪を迎え撃つ。
2試合連続でメンバー外となった家長昭博だが、負傷でないとすれば古巣を相手にチームをけん引する活躍をしたいところ。前節で交代出場から2得点の三笘薫は、チーム内競争をさらに促すことを考えても先発起用はありだろう。
同じく前節に途中出場ながら2得点の小林悠は、チームとして万全の準備を整えることを考えれば、またベンチスタートがベターか。 何しろ今季記録している6得点は、すべて交代出場から挙げたもの。中央でもサイドでも起用可能で、相手にとっては最高に恐ろしいジョーカーとなるはずだ。
戦力が充実しすぎている分だけ、選手の内面も考えるとチームマネジメントは難しくなる。鬼木達監督がどんな11人を先発のピッチに送り出すか注目だ。