J1リーグは開幕から10節を消化したが、並行してアジアを舞台とする「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」でも白熱の戦いが繰り広げられている。日本からはACLエリート(ACLE)とACL2に鹿島、G大阪、神戸など計6クラブが参戦。過酷な日程と劇的な辛勝が続くアジアでの戦いぶりから浮き彫りになる「Jリーグの現在地」を、サッカージャーナリスト後藤健生が読み解く。【第1回/全3回】
■「秋春制」への移行。気候が安定する開幕2か月目に実感したJリーグの真骨頂
Jリーグは2026-27シーズンからいわゆる「秋春制」に移行した。
その理由の一つが「夏場の暑さを避けること」だった。
しかし、今シーズンの開幕は8月7日。まだまだ暑さの真っ最中だった。
その後も西日本を中心に猛暑(酷暑)に見舞われ続け、また各地で洪水被害を引き起こした大雨災害も多発した。決して天候に恵まれたシーズン開幕とは言えなかった(8月開幕なのだから「秋春制」というより「夏春制」と行った方が正確だろう)。
しかし、開幕からおよそ2か月が経過して10月中旬を迎えると天候もようやく安定。気温が20度台半ばで湿度も50%を割るという絶好のコンディションに恵まれた試合が増えた。そして、飲水タイムが不要となり、現在は絶好のコンディションの下で試合が開催されている。
リーグ戦開幕直後はどのチームでもさまざまな戦術的、技術的問題が発生するものだが、開幕から2か月が経過すると、多くのチームがそうした問題点を改善して調子を上げてくる。
従って開幕1~2か月頃が最も高いレベルの試合を楽しむことができるのだ。その時期に好天が続いているのはありがたいこと。つまり、ようやく、「秋春制(夏春制?)」の良さが実感できる季節となったわけだ。



































