■ 浦和の「いくべき時にいかない」気の緩み。数的優位を活かせない守備の課題

【前半9分/数的優位なのに大ピンチ。「いくべき時にいかない」浦和の連動不足】
 松村 晃助(横浜FM)が渡邊凌磨の裏をとってポケット(ニアゾーン)に進入してくる。マイナスのパスをペナルティエリア中央にいた三井寺眞に送る。走り込む三井寺は、そのままダイレクトシュートを放つが西川周作にセーブされた。問題は、なぜ松村がポケットにフリーで入り込めたのかである。渡邊が後追いするが追いつかない。ここは植木が「気をきかせて」松村についていくべきである。ペナルティアリアの中は浦和3人に横浜FM1人で、浦和の数的優位だ。人数が足りているのにピンチを迎えてしまう。それは、選手が「いくべき時にいかない」から相手にスペースを与えてしまうのである。フリーで相手にボールを持たれたら「まずい」場所がいくつかある。その時はポジションを捨ててもケアしにいくとか、ここでの場合は、ゾーンで守っている意識を強く持って受け渡しをきちんとするとか、そうした約束事を徹底するしかない。そうでなければ、厳しく言えば、起用した選手の能力が低かったということで、違う選手を起用するしかないのである。

【前半22分/ダニーロ・ボサの強烈ヘッド! 相手のマークのズレを突く攻撃】
 ファーサイドに上げられたクロスにダニーロ・ボサがヘディングでゴールを狙う。ピッチに叩きつけすぎて、ボールの勢いを逆に弱めてしまった。このシーンの何が問題なのかと言えば、三井寺がボサについて行かないとならないのだが、守備に参加していないことだ。右サイドバックのボサをケアするのは、左サイドの三井寺の役割になる。攻撃だけでなく、守備にも気をくばれるようになれれば、本人にとっても大きなチャンスをつかむきっかけになるだろう。

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