■小屋松の穴をどう埋める? 託された「左サイドの運命」

 柏の今後の課題は左サイドだろう。

 2025シーズンに左サイドを担当していたのは小屋松知哉だった。それまではインサイドMFやシャドーのイメージが強かった小屋松をリカルド・ロドリゲス監督はウィングバックで起用したのだが、これが見事にはまった。中に切れ込むドリブルとパスを武器に小屋松は左サイドを活性化した。

 しかし、その小屋松が名古屋グランパスに移籍。かわって、FC東京から移籍した遠藤渓太がJ1百年構想リーグから左WBを担当しているが、まだ完全には柏のサッカーに馴染み切っていない。もともと、ドリブルが武器の遠藤。細かいパスワークで攻め崩す右サイドの攻めとは違って、左CBから攻め上がってくる杉岡大暉とともに個の力で相手をはがそうとするのだが、まだ十分に効果が出ていない。

 何も、右サイドと同じような形を作る必要はまったくない。

 遠藤と左サイドの選手、たとえば山内日向汰とのコンビネーションを深めるか、あるいは遠藤が単独ドリブルで崩し切るか。あるいは杉岡のクロスを武器にするのか……。左サイドが活性化すれば、柏は本当に止められないチームになるはずだ。

(3)へ続く
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