現地時間7月11日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)の準々決勝。イングランド代表が延長戦に及ぶ死闘の末、2-1でノルウェー代表を撃破した。劇的な逆転勝利の直後、スタジアムに響き渡った世界的な名曲の大合唱シーンが、サッカーファンの胸を熱くさせている。
怪物アーリング・ハーランドと神童マルティン・ウーデゴールを擁する強力なノルウェーを相手に、イングランドは前半36分に先制を許す苦しい展開を強いられた。しかし、前半終了間際に魅せたのが背番号10を背負う男だった。左サイドのアンソニー・ゴードンからパスを受けたジュード・ベリンガムが、巧みなファーストタッチでペナルティエリア内に侵入し、鮮やかな左足のシュートで同点ゴールを奪取する。
さらに、1-1のまま突入した延長前半3分。モーガン・ロジャーズの強烈なミドルシュートを相手GKが弾いたところに、再びベリンガムが鋭く反応。値千金の逆転ゴールを押し込み、母国をベスト4へと導いたのだ。
試合終了のホイッスルが鳴り響くと、マイアミ・スタジアムに詰めかけたイングランドサポーターからは、勝利の歓喜とともに恒例となっているOasis(オアシス)の名曲『Wonderwall(ワンダーウォール)』の大合唱が巻き起こった。
そして感動の瞬間は、その直後に訪れた。熱狂するスタンドから自然発生的に湧き上がったのは、The Beatles(ビートルズ)の不朽の名曲『Hey Jude(ヘイ・ジュード)』の歌声だった。
チームを救う全2得点を叩き出した若き英雄のファーストネーム「ジュード」を冠したこの曲を、サポーターたちが声を枯らして歌い上げ、スタジアム全体を優しく、そして力強く包み込む。その地鳴りのような大合唱をピッチから感慨深げに見つめていたベリンガムは、スタンドへ向けた感謝の投げキスと力強いガッツポーズで、ファンの熱い想いに応えてみせた。






































