「最大の驚き」柏レイソル低迷の真相。リカルド・ロドリゲス監督の極秘テストと千葉ダービーで見せた集大成【百年構想リーグ最終節が示した「2チーム」の進化】(1)の画像
浦和レッズ時代に共闘した中島翔哉と抱き合う柏レイソルのリカルド・ロドリゲス監督。百年構想リーグを「テスト」と位置付けると公言していたが、その結果が最終節で表れた。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 Jリーグの秋春制移行に伴って、開催された特別大会「百年構想リーグ」。昇降格がない特異なレギュレーションの中で、各クラブは8月に開幕する2026-27シーズンへ向けて、どのような準備を進めてきたのか。地域リーグラウンド最終節で見せた柏レイソルの変貌と千葉ダービーの熱狂から、新シーズンへの“光明”を読み解く。サッカージャーナリスト・後藤健生が熱くリポートする。(第1回/全3回)

■消化試合ではない!新シーズンへの“壮大な実験場”

 2月に開幕したJリーグの特別大会、百年構想リーグも地域リーグラウンドが終了。最終順位を決めるプレーオフラウンドを残すだけとなった。

 Jリーグの秋春制移行に伴って開催された百年構想リーグは各地域に分かれての全18節の短期のリーグ戦によって順位を決めるもので、昇降格は行われない大会だった。

 それだけに、単に順位を争うだけでなく、8月に開幕する秋春制移行後最初の正規リーグ(2026-27シーズン)に向けての準備としての意味も持っていた。

 たとえば、昨年のリーグ戦で昇格を決めたばかりのチームにとっては、上のカテゴリーで残留そして昇格を懸けて戦うための貴重な準備期間となったはずである。夏の間の準備期間に、百年構想リーグで出た課題をどれだけ修正できるか。各監督の手腕が問われる。

 そして、優勝を狙う強豪チームにとっても、この特別大会は戦力アップなどに使うことができたはずだ。

 早い段階から自ら「新シーズンに向けてのテスト」ということを公言していたのが柏レイソルのリカルド・ロドリゲス監督だった。

 昨年のリーグ戦では、監督就任初年度だったにも関わらず、自分たちでボールを保持してパスをつないで相手を崩す積極的なサッカーを繰り広げて、最終節まで鹿島アントラーズと優勝を争った。だが、百年構想リーグでは立ち上がりにつまずき、第5節までに1勝4敗という成績で下位に沈んだままリーグ戦が終了した。

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