■日本の守備組織の「成功」を示す数値
興味深いのは「シュートブロック」の数である。日本7本のうちブロックされたのは2本だったが、イングランドは19本の58%にもあたる11本もあった。押し込まれながらも日本の守備組織が崩れず、相手がシュートを打つ瞬間に集中していたことを示している。
イングランドのトーマス・トゥヘル監督も試合後認めたように、日本の守備組織は素晴らしかった。イングランドのスピーディーな展開に対し、日本の守備組織が乱れた瞬間はほとんどなかった。ボールに対するプレッシャー、その選手に対するサポート(プレスバック)、カバーなど、10人のフィールドプレーヤーがよどみなく動き続けた結果だった。
もちろん、イングランドは「ベストメンバー」にはほど遠かった。トレーニングでアクシデントがあったためベンチから外れた圧倒的エースのFWハリー・ケインだけでなく、変幻自在のドリブルで攻撃を切り裂くFWブカヨ・サカ、今や世界屈指のプレーメーカーであるMFデクラン・ライスらを欠き、レアル・マドリードでプレーするMFジュード・ベリンガムもプレーしなかった。
しかしそれをいえば、日本もFW南野拓実、MF久保建英、MF遠藤航、DF板倉滉、町田浩樹ら中心選手を故障で欠き、小さからぬ力を失っていた。



























