サッカーのワールドカップ開催が迫っている。躍進が期待される日本代表だが、多くの好選手が各ポジションにそろう中、大激戦の“ホットなポジション”といえば、センターバックだろう。誰を起用すべきなのか、サッカージャーナリストの大住良之が、最新の「序列」を採点!
■求められるスイッチ役
現在の日本代表の3-4-2-1システムにおいて、3バックは攻守両面で重要な役割となっている。
守備面では、当然のことながら、1対1の対応能力、ヘディング、互いのカバー能力が問われる。強さ、高さ、スピード、そして判断力のどの要素が欠けても、ワールドカップで戦うことはできない。
しかしそれ以上に、「森保ジャパン」の3バックの一角を担う決定的な力になるのは、日本がボールを保持したときの能力だ。堂安律、伊東純也、三笘薫、中村敬斗といった「アタッカー」タイプを「ウイングバック」に置く日本。当然、彼らは日本ボールになったときには前線に進出し、サイドアタックの主力となる。2人置かれるボランチの1人も、最終的には相手ペナルティーエリアでのプレーに加わるべく前進する。
相手が守備隊形を整えたら、ビルドアップは最終ラインからということになる。3バックで、あるいはそこにボランチの1人が加わってのパス交換から、前線でフリーになった選手の足元にパスが通ったときが攻撃の「スイッチ」となる。そこから日本代表が最も得意とするコンビネーション攻撃が始まるのだ。
守備能力だけでなく、ピッチ全体の状況を見極めたパスが出せるか、3バックの選手たちに高いパス能力が求められている。3バックからいかに先の展開を考えた質の高いパスが出るかが、「森保ジャパン」の生命線と言っていい。











